2011-11-28

賭博、假賬、撒謊:日本大企業管理神話破滅

“人們在談日本失落的10年或者20年時,注意到的是政壇頻繁換首相,但現在看到日本企業暴露出的各種問題,會發現制度疲勞的另一個必然結果是企業價值觀的失落”

繼東京電力公司發生核電事故、汽車企業大量召回產品、家電企業將上億客戶的個人信息丟失之后,10月底日本企業又爆出新的、更加令人聳動的丑聞。

一是日本造紙業排名第四的大王制紙公司前任董事長支出上百億日元(約8億人民幣)用于海外賭博。二是名門企業奧林巴斯公司因為并購賬務不清,高層動蕩---20年前的泡沫經濟時代,奧林巴斯公司理財損失數百億日元,之后為了填補虧空,不得不花1400億日元補賬。此次丑聞被揭發出來后,其股價又損失數千億日元。

“人們在談日本失落的10年或者20年時,注意到的是政壇頻繁換首相,但現在看到日本企業暴露出的各種問題,會發現制度疲勞的另一個必然結果是企業價值觀的失落。”日本企業研究院顏志剛秘書長對《望東方周刊》說。

“用錢威武”的大王制紙老板

在日本造紙業排名第四的上市企業大王制紙,是一家出自相對貧困的四國地區的家族企業,也是很多四國人的驕傲。2007年,大王制紙第三代接班人---井川家族42歲的井川意高出任總經理。

與日本大多數企業由六七十歲以上的老人出任一把手不同,大王制紙雖然股票在大企業板上上市,但因為是家族企業,井川意高在年事已高的父親和叔叔辭去總經理職務后,自然接手了這家年營業額4200億日元、總資產達7000億日元的企業。

《瞭望東方周刊》記者在日本采訪期間,數次聽說了有關井川“用錢威武”的故事。比如,他喜歡請政治家、演藝圈及日本媒體大佬吃飯,并且通常會選擇銀座最貴的餐廳或者是俱樂部。他不關心菜做得是否好吃,但一定是要超級貴。受邀者在享用了日本最貴的美食之后,與井川之間進行了什么交易無人知曉,但可以肯定的是,愿意和井川打交道的人特別多。

除此之外,好賭是這位東京大學法律系畢業的“富三代”的最大特點。他經常往來于東京和澳門,但這還不夠過癮,他還會親赴拉斯維加斯,在VIP包房參加最高額的豪賭。

進入拉斯維加斯賭場的VIP包房,必須要先給賭場的賬戶一次匯入數億日元。“數億日元不見得一次都能輸干凈,那主要是為了擺譜,顯示自己的財力---一進賭場便能去VIP包房,自己分牌、叫牌,這樣很有面子。”一位采訪大王制紙的日本媒體記者對本刊記者說。

問題在于,用來賭博的巨款居然能很順利地不斷從上市公司大王制紙的某個子公司賬戶匯到井川的個人賬戶中,然后再轉到賭場去。這其中監管的嚴重缺位讓人驚嘆。

要知道,日本人生性細致謹慎,日本企業的財務部在對賬的時候,有時會為了幾塊或者數百塊日元而導致全科十幾個人不能下班,一定要平完賬才行。過億的日元,卻能如此輕松地“運作”,日本上市企業的財務制度,可謂把“抓小放大”做到了極致。

謎團重重的奧林巴斯公司并購案

在大王丑聞敗露、井川辭職前后,另外一家在大企業板上市的百年老店奧林巴斯公司,又成了媒體矚目的焦點。

10月14日,奧林巴斯公司董事長菊川剛出面會見記者,稱決定解雇半年前任命的英籍總經理邁克·伍德

福特,原因是他“獨斷專橫,不理解日本的企業運作方式”,然后直接兼任了總經理一職。

本刊記者查閱了奧林巴斯公司主頁后發現,具有諷刺意義的是,在正式任命伍德福特為總經理時,菊川曾稱贊他“對異國文化有著非常細膩的理解,讓人印象深刻”。只是沒有想到,公司換總經理比政界換首相還快,兩周后就炒了英國人的魷魚。

其實奧林巴斯公司并購多有蹊蹺一事,在日本媒體界早就傳得沸沸揚揚。2011年7月,提前出版的月刊雜志《要素》(8月號)就報道了奧林巴斯在并購上的種種問題。

首先奧林巴斯在并購英國一家醫療器械廠家的時候,向2家中介公司支付了相當于并購價格36%的咨詢費(約600億日元)。通常中介費應該在并購費的1%~2%,一下子支付36%的中介費,而且其中一家中介公司開在以避稅著稱的雷曼島,這讓事情變得非常詭異。

此外,奧林巴斯還曾并購了3家小企業,共用去734億日元,并購9個月后便報虧損556億日元。

據稱,10月被正式任命為總經理的伍德福特察覺到了某些不妥,讓英國監察法人調查了2008年以后公司進行的幾次并購,從而嚴重觸及了菊川等人的利益,這被認為是他最終被解職的根本原因。

盡管日本主流媒體對于奧林巴斯事件仍然沒有跟進,但股市反應強烈。14日當天,奧林巴斯股價為2500日元,數天之后便已經腰斬到了1321日元,企業市值轉眼消失了4000億日元。

被隱瞞20年的造假丑聞

到了10月26日,菊川剛又宣布,辭去董事長和總經理兩個職務。菊川出山時氣壯山河,辭職時卻不聲不響,也沒有向媒體解釋他辭職的原因。

當天的發布會上,奧林巴斯方面對于記者反復問到的是否存在并購違法問題(即故意購買不值錢的企業,借機向中介公司支付巨額費用)一口否認。

更耐人尋味的是,在發布會現場沒有出現7月報道奧林巴斯丑聞的《要素》雜志記者。公司公關部對此解釋稱:“會議室席位有限,有些媒體的記者不能入場。”

日本goo新聞網站的記者加藤佑子在其博客中寫道:“10月14日,日本媒體按奧林巴斯說的理由報道了公司解除伍德福特總經理的理由,卻沒有采訪到被解雇的人,好像伍德福特就是一個如此獨斷專橫的人。但反觀西方媒體,則是把報道的重點放在了奧林巴斯的并購懸念上。”

11月16日,迫于日益強大的公眾壓力,奧林巴斯公司正式公布了被隱瞞20年的造假丑聞。從上世紀90年代的泡沫經濟時代,奧林巴斯公司在“理財”中損失了數百億日元,企業一直在找機會填補,但到了2001年時,損失已經擴大到了1300億日元。為了彌補這個虧空,企業不得不通過造假,即并購企業、多向中介公司支付手續費的方式,來填這個巨大的漏洞。“基本上是靠2006年到2008年的并購,填補完了所有漏洞。”公司方面發表的資料說。

如此的說辭是否可信,也仍然值得懷疑。因為這樣一來,奧林巴斯就為自己找到了一個很好的逃脫證券市場制裁的借口---股東利益并沒有受到損失,再加上該公司是全世界最大的內視鏡企業,日本人和日本政府也不舍得讓它遭受重創。

“像奧林巴斯這樣能瞞20年的實在不多”

現在,日本大公司丑聞的“屎盆子”已經被扣到了相關個人的身上。大王制紙公司已經將井川意高告到了法院。奧林巴斯的股東們也已經成立了相關組織,要求高管賠償公司損失,并追究菊川剛個人的責任。

日本主流媒體在菊川辭職后,也終于發現了奧林巴斯問題的嚴重性,開始追問該公司的管理體制,比如聘用的非在職董事是否發揮了監督公司的作用。

一位日本上市公司副總經理藤田對本刊記者說,“泡沫經濟期間,和奧林巴斯一樣去‘理財’的公司有不少,大都賠了不少錢,但像奧林巴斯這樣能瞞20年的實在不多。”

現在,雖然兩家公司都已找到“替罪羊”,也許能夠度過一劫,但既然如此荒唐的事都能發生并被長期隱瞞,日本企業的“金字招牌”大打折扣,恐怕已是再所難免。

“很多時候,人們會認為日本企業的家族式管理有一定的合理性,比如員工都效忠企業,很少有跳槽。但現在一系列賭博、假賬、撒謊等丑聞被揭穿之后,日本企業管理的‘神話’已經破滅。”顏志剛對《望東方周刊》說。

中国で最も有名な日本人が駒場で吠えた!

「日本人の海外留学はローリスク、ハイリターンだ!東大生よ、いまこそ世界へ出よ」

なぜ今更海外なのか!

 先週の土曜日、東大の駒場祭にて面白いパネルディスカッションに登壇してきた。これが最高に面白かったので、今週は予定を変更してこのパネルで語られた内容を伝えたい。

 テーマは「若者よ世界へ出よ」というもの。私以外のパネリストがとても刺激的だった。「中国で最も有名な日本人」と言われる北京大学研究員の加藤嘉一氏。東大理事の江川雅子さん。そして私。これに東大3年生の田中宏樹さんが絡む。

 会場は、3時間半近くの長丁場にも関わらず、大勢の立ち見が出るほどの大盛況。高校生から初老の紳士まで幅広く駆けつけて頂いたが、大半はやはり大学生。もちろんマジョリティーは東大生だった。

 基調講演の加藤嘉一氏の話はとても刺激的だった。高校卒業後、中国語も知らないまま飛び込んだ北京大学での学生生活を赤裸々に話し、等身大の留学の面白さを熱く説いてくれた。

私が彼を最高に評価するのは、ガッツあふれる話術もあるが、その奥に光る教養だ。これは並大抵の努力では身につかない。それは彼の、中国版簡易ブログ微博( WEIBO、 うえいぼー)を見ればわかる。なんと500万人以上のフォロワーがいる。内容の面白さもあるが、それ以前に書かれている中国語が完璧なのだ。漢字も言い回しも。

民主化を煽るような過激な内容もあるが、それに絡ませている中国の古典や故事成語の引用がすごいのだ。中国人でも知らないような知識を正確に理解し引用してある。これだけの教養と中国語を駆使できることが彼の能力と積み重ねてきた努力を証明している。本物だ。

 さて、パネルディスカッションの中身に移ろう。最初の問いかけは「なぜ今更海外?」というものだ。この「なぜ今更海外?」という問いこそが、東大生を始めとする日本人学生の今の海外留学への醒めた思いを代弁しているのではないか?いきなりクライマックスのような議論である。
死ぬまで自分で稼ぐ時代

 私は「世界の変化」を挙げた。まず国内環境の変化。

「皆さんの時代は年金はあてにできない。支給開始年齢が80歳になっていると思う。医療技術のおかげでなかなか死ねなくなるからだ。加えて、社会保障費削減で自己負担の医療費は急騰する。莫大な医療費を背負ったまま死ぬまで自分で稼がないといけない。

 その一方、グローバル競争の激化により、日本企業の生存期間は短くなり、長期雇用も約束されなくなる。生き残る企業では、雇用体系も、要求される能力も今とは全く変わってくる。経営陣も全員外国人で能力主義が徹底されるだろう。どこか大きな企業に就職できたら幸せな老後が待っているなんて絶対ない!死ぬまで自力で稼がないといけない時代になる」

「海外に興味があろうがなかろうが、純粋にドメスティックで生き残れる産業や企業はなくなってくる。今はドメスティックにやっていけるだろうが、そんな美味しいところに強い海外勢が目を付けないはずはない。築地の百年続く老舗企業も静かにグローバル化してる。鳥取のローカル企業もそう。今のうちに視野は広げた方がいい」

 次に海外の面白さを挙げた。

「ここにいる大学生の皆さんは気が付いたらバブル崩壊、デフレ突入の日本しか実感していないと思う。しかし、日本以外の世界、特に新興国はインフレ環境にある。人口、所得、株価、雇用、家賃、全てが右肩上がりの世界を経験してほしい。未来への期待こそが日本の生きる根源の大きな部分だと思う。未来への期待がある世界を見てきてほしい。そこでチャンスをつかもうと頑張る同世代と切磋琢磨してほしい。ものすごいパワーを皆さんが感じたら出せる力が倍増すると思う」

 東大生からの反論が“らしく”っておもしろかった。

 まず「留学のリスク・リターンがあわない」というもの。「留学はお金がかかる割に就活で評価されない。いや評価されないどころか時間的に就活の足かせになりかねない」というもの。
日本人の留学こそローリスクハイリターン!

私は「何を言っているの?!天下の東大生が情けないこと言わないでくれ。皆さんが学んでいるのは日本一の学校だよ。日本や日本人をリードをする役割があるんだ。個人の就活を最優先にするなんて情けない。日本をよくする、世界を変えることを目標にしてほしい。

 第一そんな会社に入っても将来のリスクが増すだけだ。世の中はものすごいスケールで変わっていく。皆さんは後60年、元気に働いて稼がないといけないのだ。60年のスパンでみたら、今の目先の就活に標準を合わせて学生生活を進めてしまうほど危険なことはない。

 人生は逆算だ。60年後がどうなっているかから逆算して準備しなきゃ!間違いなくグローバルな世界で世界中の同世代との競争や協働がさらに当たり前になると思う。今こそやるべきだ」

加藤氏も「今が一番リスク低いじゃないか?!円は強いし、日本人はどこへ行っても好かれているから、最強のパスポートを持っている。ビザも免除だったり、取りやすい。若いうちがリスクも低いんだよ」と熱弁。

私も続けて、「その通り。年を重ねるごとに失うものが増えてくる。結婚し子供ができたり、親が介護が必要となれば、簡単にリスク取れなくなる。身軽で失うものが少ない若いうちにチャレンジするのだ!人生は誰でもいつか失敗する。失敗からしか学べないし、失敗が人間を強くしてくれる。若い内に悔し涙を流しながら学んだ方がいい」と続けた。

そうすると別の東大生が「そうはいっても海外留学に関する情報がないし・・・」と反論してくる。

 加藤氏が叱りつけるように、こう熱く切り返した。
「日本で情報がない?何言っているんだ?中国なんて全然ないよ。政府が情報統制しているんだから。でも中国人は必死に情報集めている。接続できないサイトに危険を冒して裏口から接続したり、海外を自ら歩いたりして。ビザの問題で日本人に比して中国人は自由に海外に出歩けないのに。日本人は最強のパスポートを持っている。加えて今は最強の通貨も持っている。何をためらっているんだ!最も海外に行くのに恵まれているのが今の日本人じゃないか?」東大生は圧倒され黙り込む・・・

私も続けた。
「これを機会に情報は自分で集めるモノという癖をつけたほうがいい。情報は与えられるものと思っていると、ある意図を持って操作された情報だけしか入らなくなる。例を二つ挙げよう。TPPとオリンパス。TPPなんてアメリカじゃ誰も知らない。日本では誰でも知っていて大騒ぎだ。オリンパス問題なんて日本より一か月以上前から海外では報道されていた。世界で流れている情報と日本国内で流されている情報には、かい離が生じている。自分で海外の情報を取りに行く癖をつけないとこれからの時代は切り開けない」
早熟天才高校生の悩み

最も切実だったのがすでに海外体験のある、早熟型天才君の反論。彼は高校生。
「僕は模擬国連まど色々な国際体験を積んできました。そこで世界の同世代のエリートと呼ばれる人たちとも交流してきました。変な人たちばかりなんです。自分勝手というか、あまり公共心もなく、知識や教養も感じられずレベルも高いと思えませんでした。東大に行った方がもっと知識や教養があって公共心もある同世代と出会えるような気がします」とのこと。

 模擬国連に加えて、小学5年生で英検一級を取ったりと、彼は相当に優秀。アメリカや中国だったら、間違いなく飛び級ですでに大学を卒業しているくらいの早熟度だと感じた。

私は「まじめに勉強している日本の高校生なら多分18歳の時点では世界最高レベルだと思う。ただ、世界の連中が本気を出して勉強してくるのは、これから。高校生まではあまり勉強しなかったような連中が、目の色を変えて勉強を始める。アメリカの名門大学なら、学生に年間200冊は読ませる。君のような人材ならおもしろい勉強がこれからできる。

18歳でピークだったものが、日本の大学に入れば、22歳時代ではボトムアウトしている可能性がある。しかし、君のような人材がアメリカの名門に入れば、さらに磨かれる。日本にも君のような天才がいるということを見せつける意味でも、ぜひアメリカの名門大学も視野に入れて欲しい」と熱く答えた。

正直、あんなにできる高校生を飛び級がほとんどない日本の悪平等教育の中に置いておくのは本人にとって退屈だと思う。できる人材は早いうちから社会の為に活かせるよう飛び級や学際交流研究をさせた方がいいと思う。本人にも社会のためにも。

質疑応答での中国人留学生の指摘が会場を沸かせた。彼女も東大生。
「中国なら『「若者よ世界へ出ろ』なんてパネルは成立しません。だってみんな猛烈に外へ出たいんですから。中国人はたくさんのハードルとリスクがありながら外へ出たいんです。
加藤さんが言うように、情報も統制されているし、ビザ取るのも大変だし、お金も日本人よりないし。でも海外へ出たい。こんな議論している日本人がうらやましいです。こんなに恵まれているのになぜ出ない?」というもの。
最強の秘密結社?!

 パネル後の懇談では、皆の海外進出への意識がさらに高まったように感じだ。多くの大学生や高校生が「皆さんに強く背中を押されたように感じます。絶対留学します」「もう留学が決まっています。就活が不安だったけどもっと大きな志で頑張ってみます」「まだ高校生ですが、学部からハーバードに行きたいです。その思いが強くなりました」と握手を求めに来て語ってくれた。懇談の列は絶えなかった。
そもそも土曜の昼下がりに4時間近いパネルディスカッションを聞きに来る人たちがこんなに大勢いること自体、日本は内向きではないと確信した。次世代と日本の未来に自信が持てた土曜の昼下がりだった。