2012-02-27

日本與日企海外事業諸國的薪酬比較

據RecordJapan網站報道 近幾年,日本企業正不斷將生產點轉移至海外,根據日本內閣府公布的“企業行動調查”數據顯示,2010年度日本制造業的海外本地化生產比率為18%,比2009年增加了0.9%,并刷新了歷史最高紀錄。

  而關于日企轉移生產點的主要原因,多數人表示是因為日本國內的勞務費太高,這一點是毋庸置疑的,但如果從全球視角來看,日本的薪酬水準又會是怎樣的一個程度呢?

  根據瑞士金融巨頭UBS發布的“價格與收入”(2009年版)調查報告顯示,全球稅前平均年收入最高的5座都市依次是:

  1位 瑞士蘇黎世(563萬日元)

  2位 丹麥哥本哈根(533萬日元)

  3位 美國紐約(500萬日元)

  4位 挪威奧斯陸(423萬日元)

  5位 盧森堡(393萬日元)。

  日本東京以380萬日元位列第7名。如果按照稅后計算,東京則排在第5位。可以看出,日本是薪酬水準非常高的一個國家。

  另一方面,根據日本經濟產業省公布的“海外事業活動基本調查”(2009年版)數據顯示,日本企業在海外設立本地法人的比例為北美15.8%、中國30.0%、ASEAN4(泰國、菲律賓、印度尼西亞、馬來西亞)16.2%、NIEs3(新加坡、臺灣、韓國)11.7%。那么,這些含有較多日企生產點的海外國家的薪酬水準又是如何呢?

  我們依舊結合了之前的“價格與收入”數據,排名如下(稅前)

  28位 韓國首爾(181萬日元)

  30位 新加坡(145萬日元)

  49位 中國上海(74萬日元)

  58位 印尼雅加達(34萬日元)

  數據可以看出,即便是在制造業與日本有著激烈競爭的韓國,其薪酬水準也不足日本的半數,而全球企業的亞洲總部多集中在新加坡,其薪酬也僅為日本的4成。通過對比,日本的薪資水準遠遠高于這些生產點轉移國家。

  但是,高薪酬并不等于生活寬裕,眾所周知,日本是全球物價最高的國家之一,根據之前的“價格與收入”調查數據顯示,日本東京都的飲食費居全球第一,包括房租等消費在內的整體物價也排在了第三位,因此,對于日本的工薪階層來說,生活也并不是那么的容易。

  日企生產點轉移至海外的步伐并未停止,國內產業空洞化還在加劇,這也將嚴重影響日本國內的就業形勢,對于日本國內的求職者來說,也許今后最好的出路就是掌握一口流利的英語,奔赴海外就業。

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日本の人件費はどれくらい高い?

「日本の人件費は高い。だから企業は生産拠点を海外へ移すしかない」みたいな話はよく聞くところ。事実、内閣府の「企業行動に関するアンケート調査」によると、2010年度の製造業全体の海外現地生産比率(実績見込み)は、2009年度の17.1%から18.0%へと推移し、過去最高を記録したという。企業の海外生産シフトは着実に進んでいるのだ。

もちろん、その理由は「人件費」だけではない。進出先の市場や近隣国の需要が見込まれることもあるだろう。だが、日本の人件費が高いのは間違いないところ。では、世界的に見て日本人の賃金はどのくらいの水準なのだろうか。

明治大学国際日本学部の鈴木賢志准教授が、スイスの大手金融機関UBSが作成した調査レポート「Prices and Earnings」2009年版を日本視点で再計算し公表したデータによると、東京の平均は、税引き前で380万円。世界的に見ると60カ国中7位だった。ちなみに、東京より上の5都市は以下の通り。

1位チューリッヒ(スイス)563万円
2位コペンハーゲン(デンマーク)533万円
3位ニューヨーク(アメリカ)500万円
4位オスロ(ノルウェー)423万円
5位ルクセンブルク393万円

上位は一見して北欧が多いが、北欧には税金が高い国も多い。そこで税引き後の年収で見たところ、東京 は307万円で5位という結果に。たしかに世界的に見て日本の賃金は高いようだ。

では、日本が進出している生産拠点の国々はどうだろう。経済産業省「海外事業活動基本調査」2009年版によると、日本企業の海外現地法人の数は、北米15.8%、中国30.0%、ASEAN4(タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア)が16.2%、NIEs3(シンガポール、台湾、韓国)が11.7%とのこと。そこで、これらの国を前出のデータ(税引き前)で見てみると、

28位ソウル(韓国)181万円
30位シンガポール145万円
49位上海(中国)74万円
58位ジャカルタ(インドネシア)34万円

といった結果に。日本の製造業と熾烈な競争を繰り広げる韓国も、賃金水準は日本の半分以下。グローバル企業のアジア本社が集中するシンガポールに至っては、日本の4割にも満たない。こうやって比べてみると、日本の人件費がいかに高い水準かわかる。しかも今は、1ドル=70円台という超円高時代。円建てで見れば、日本人の人件費はさらに高くなっているのだ。

だが、残念ながら「賃金水準の高さ=暮らしの豊かさ」というわけではない。ちなみに日本は人件費も高いが、物価も高い。前出のデータによると、東京の食料の値段は世界1位、賃料を含む一般的な物価水準は世界3位。世の中ではデフレといわれているが、それでもなお、日本の物価は世界トップクラスなのだ。我々サラリーマンにとってはなんとも切ない状況である。

このままでは、日本の製造業の海外移転は止まりそうにない。僕らにできることといえば、せいぜい英語をマスターして、世界で働ける力を身につけることくらいか…。